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2007年07月04日
8/2 PCカンファレンス・シンポジウム1で登壇します
8月2〜4日に北海道大学で開かれる2007 PCカンファレンスのシンポジウム1(8月2日(水)13:00〜15:30)「新しいネットワーク空間 −その課題と未来−」で登壇し、話題提供をします。
発表要旨は下のようです。
■教育におけるネットワーク空間のデザインeラーニングが大学の教育に取り入れられるのは当たり前のことになってきた。こうした動きは大学を社会に開き、生涯教育を実質的に実のあるものにするだろう。しかし、現在のeラーニングシステムや学習管理システムは、伝統的な大学の講義授業を下敷きにしているため、学習者からわくわくさせるような活動を引き出すようにはデザインされていない。この話題提供では、教育におけるネットワーク空間のデザインについて構想を語りたい。
学習者のワークスペースというモデルを提案したい。Webブラウザを開けば、すぐにそこが自分の学習用のワークスペースになっているようなイメージである。ビデオを見てノートを取ったり、資料や検索したデータから切り抜きをしたりして、個人のドキュメントを作成することができる。また、日々どのような勉強をしたかをブログに書いてアピールしたり、あるいは同じ授業を取っている仲間と情報を共有したりする。自分の書いたレポートや作成した課題などを自分のキャリアアップのための財産としてポートフォリオに蓄積する。このようなデータの蓄積がシームレスにWeb上に展開されているイメージが学習者のワークスペースである。そのように蓄積されたものの一部はチームメンバーと共有して共同作業に活かすことができる。また、一部は世界に公開することで、何らかの形で共同体に貢献できる。このようなワークスペース・システムを使うことで、自分自身の学習活動がそのままチームや社会につながっていくのだという認識が生まれ、実際に自分の知的活動が社会や共同体の中で活かされるという体験をすることが期待できるだろう。
こうしたワークスペースの中に、教員やコーチ・メンターも存在する。教員は、ビデオや資料の配信をしたり、課題や活動を提案することで授業全体のデザインをする。また、コーチ・メンターはそうした活動の支援をする。教員とコーチ・メンターもまた、自分のワークスペースの中で経験とノウハウを蓄積していくことになる。